衰退したRSS、今でも細々と使われています
RSSの繁栄と衰退
RSS [Rich Site Summary / RDF Site Summary / Really Simple Syndication]は
ニュースやブログ等の更新情報を配信するためのフォーマットの総称です。
RSS対応を示すこのマークは見たことがある人も多いかと思います。
ブログ全盛期であった2000年代前半にはこのRSSを読み込んで新着チェックが可能な
Googleリーダー、ライブドアリーダー等のRSSリーダーも同時に流行しました。
しかし2013年7月にGoogleリーダーはサービス終了。
ライブドアリーダーは2014年10月に一旦サービス終了を発表しましたが
ドワンゴに運営を譲渡し継続…と思いきや結局2017年8月末にサービスは終了してしまいました。
ブラウザにもIE11には機能としてRSSリーダーが組み込まれていましたが
現行のEdge、Chrome、Firefox、Safariには実装されておりません。
Googleトレンドでも2006年を頂点にしてその後は右肩下がりとなっています。
RSSが衰退した要因の一つにSNSの普及が考えられます。
有名ブログでTwitterアカウントがないケースはほとんどなく、
新着情報を得る目的としてはSNSで事足りるようになりました。
また、スマートフォンが普及しITリテラシーが低い層にも広がったのも影響が大きかった印象です。
SNSに比べると操作や仕組みがやや難しいRSSリーダーには逆風でした。
そんな状況のRSSですが今でも対応しているサイトは多く、情報を集める目的ならば
SNSよりもRSSリーダーの方が優れている部分が多いので、あえて今見直してみるのも
いいかもしれません。
今でも使えるRSSリーダー
Feedly
この記事の著者が使ってるRSSリーダーです。
Googleリーダー終了時にデータの引き継ぎが可能だったのでそのまま使用しています。
日本語版がないので英語のまま使うしかありませんが、シンプルで使いやすいリーダーです。
PCブラウザ版とスマホアプリ版が存在します。
Inoreader
https://www.inoreader.com/language/japanese
Feedlyに次ぐシェアを持つRSSリーダーです。
こちらは日本語にも対応しています。
PCブラウザ版とスマホアプリ版が存在します。
Tiny Tiny RSS
サーバにインストールして使うRSSリーダーです。
自前でサーバを用意して構築して、と導入の敷居が高いのが難点ですが
カスタマイズや機能拡張等が自由にできてサービス終了がないので安心して使えます。