自社のCO2排出量把握してますか?
中小企業版SBTの取得支援サービス
01.パリ協定とは
- パリ協定とは、2020年以降の気候変動問題に関する、国際的な枠組み。
- 京都議定書の後継となるものとして、2015年にパリで開かれた COP21 で合意された。
- 京都議定書に参加国の不公平感があったという反省を活かし、途上国を含む全ての参加国と地域に、2020年以降の「GHG 削減・抑制目標」を定めることを求めている。
- 加えて、長期的な「低排出発展戦略」を作成し、提出する努力が求められるとした。
02.パリ協定における長期目標
世界共通の長期目標
気温上昇の制御
世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて 2°Cより十分低く保ち、1.5°Cに抑えることを目指しています。これにより、気候変動の影響を最小限に抑え、生態系や人々の生活に対するリスクを軽減します。
排出量と吸収量のバランス
世界の温室効果ガス(GHG)排出量をピークアウトさせ、21世紀後半には排出量と吸収量(森林などによる)のバランスを取ることを目指しています。これにより、地球温暖化の進行を抑制し、持続可能な未来を築ります。
パリ協定のポイント
対象国
途上国を含む全ての主要排出国が対象
透明性
高い透明性が確保されています。具体的な達成義務は設けられていませんが、代わりに進捗状況に関する情報を定期的に提供し、専門家によるレビューを受けることが求められています。
途上国への支援
途上国に対して自主的な支援を奨励しています。
グローバル・ストックテイク
2023年から5年ごとに、実施状況を確認することが定められています。
パリ協定に基づき、脱炭素に向けて全世界が
具体的な目標を定めています。
わが日本は、各国の目標に負けじと
戦略的な目標を立てています。
01.2050年カーボンニュートラル宣言
概要
菅内閣総理大臣(当時)が 2020 年 10 月 26 日の所信表明演説において、所信表明演説において、「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言
2021年4月には「2050 年目標と整合的で、野心的な目標として、2030年度に、GHG を2013年度から46%削減、50%の高みに向けて、挑戦を続けていく」ことを表明
その後 (2021年10月22日)
新たな削減目標を反映した NDC を決定
「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」を閣議決定し、国連へ提出しました。
02.CN宣言以降の主な動き
03.グリーン成長戦略
策定と連携
経済産業省が関係省庁と連携し、「2050年カーボンニュートラルに伴うクリーン成長戦略」を策定しています。これは、菅政権が掲げた「2050年カーボンニュートラル」への挑戦を「経済と環境の好循環」につなげるための産業政策です。
報告と会議
2020年12月25日の成長戦略会議で報告されました。
成長産業への高い目標
成長が期待される14の産業分野において、高い目標を設定し、あらゆる政策を総動員しています。
昨今の異常気象、危機感を持っていない人はいないと思います。日本だけでなく地球規模でそれが起こっており、全世界で脱炭素を目指すことにコミットしたのがパリ協定です。大手企業は、もうそれなりに進んでいます。
ですが、我々中小企業は、対岸の火事状態です。弊社含めて。^^;
遅ればせながら、弊社も何かやらなくてはという使命感と、危機感を感じてSBTの中小企業版取得を進めています。
SBTとは何か?
01.SBT(Science Based Targets)
とは?
パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことを指します。
02.SBT(Near-term SBT)
のイメージ
「4.2%以上の年間削減率」を目安にして、5年から10年先の目標を設定することが推奨されています。
03.SBTが削減対象とする排出量
「サプライチェーン排出量」(事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量)の削減が、SBT では求められます。具体的には、以下の3つのスコープによってサプライチェーン排出量が評価されます。
04.SBTの運営機関
SBT は CDP、UNGC、WRI、WWF の4つの機関が共同で運営しており、
We Mean Business (WMB) の取り組みの一環です。
このプラットフォームは、企業と政府が気候変動対策を進めるために協力し、持続可能な未来を実現することを目指しています。
組織 | 概要 |
---|---|
CDP |
|
国連グローバルコンパクト (UNGC) |
|
世界資源研究所 (WRI) |
|
世界自然保護基金 (WWF) |
05.サプライヤーへの
目標設定を
求めるSBT認定企業もいる
SBT認定企業はScope3の削減目標も設定する必要があり、
中には、その目標としてサプライヤーにSBT目標を設定させることを掲げるSBT認定企業も存在する。
SBT認定を取得すれば、これらの顧客からの要望に対応できる。
大企業から求められる前に、
まずはカーボンニュートラルへの第一歩を
踏み出してみませんか?
ブレーン・アシストは、
貴社の CO2 排出量の把握、
中小企業版SBT認証の取得を支援いたします。
サービス内容
❶ CO2 排出量を算出した
Aレポートの作成
直近2年各月のスコープ 1, 2 の
数値をご準備ください。
❷ SBT中小企業版の申請代行
申請料 $1,250 は、別途申し受けます。