大規模メール配信は苦労がいっぱい
メールを一対一、もしくは少数の間でやり取りするなら特に苦労はありませんが、大量のメールを配信するときには、単純な「送信する」「受信する」の言葉の裏側に隠れた苦労があります。
1．受信の苦労
メールにはフィルタリング機能が付いていることも珍しくありませんが、必ずしも万能ではありません。この機能の誤判定によってメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまい、必要メールが見つからないという経験をされた方も少なからずいらっしゃることと思います。
単純な方法で大量に送信されたメールでは、このフィルタリングに引っかかってしまう可能性が増大します。
2．送信の苦労
前述のフィルタリング処理には、送信元IPアドレスや送信速度、エラーの数などの要素が用いられます。エラーとは主に、アカウント名の間違いなどで宛先不明となるケースを指します。
例えば会員向けのメルマガでも、アドレスの打ち間違いや、メールアカウントの削除により無効となったアドレス宛に送り続けてしまい、結果的に送信元のIPアドレスがブロックされてしまうこともあります。これを防ぐためには配信の度にログを確認し、無効なアドレスを特定して除外する、といった対応が必要です。最初に設備を揃えれば済む話ではなく、安定した配信のためにはメンテナンスも欠かせません。
3．できれば苦労は避けたい…
フィルタリングに引っかかりにくい一番簡単な方法は「ゆっくりしたペースで配信する」でしょうか。ただ、言うまでもなく大量配信には向かず、配信ペースの限界値も定かではありません。
ここはスパッと、メルマガの配信に最適化されたサービスやシステムを導入することが、一番の近道と言えます。