業務をする上でいろいろなアプリケーションを触る機会も多いと思いますが、
操作に戸惑ってしまったり、期待してた結果と違っていたりした事ありませんか?
こんなボタン見た事ありませんか?
出始めた当初、web製作者界隈で何かと話題になったこんなボタンがあります。
ボタンをクリックするとONとOFFが切り替わる切替ボタンです。トグルって呼ばれてます。
実際に動かせますので、触ってみてください。
ボタンの状態はON?OFF?
現在のボタンの状態はONでしょうかOFFでしょうか。
ONって表示されている場合にボタンを押したらON?
ONって表示されている状態がON?
というような感じで戸惑ってしまうかと思います。
別の形状のスイッチはどうでしょうか?
ON/OFFの状態を視覚的にわかりやすく表現したもののはずなんですが、これも同じ理由でどっちの状態かがすごくわかりにくいんです。
アプリに採用されていたりすると、ONにしたはずなのにONになってない!、OFFにしたのにONになってる!、…なんてトラブルの基になってしまいそうです。
こちらのボタンはどうでしょう
こちらも実際に動かせますので、触ってみてください。
形状は前述のものに似ていますけど、ONとOFFの文字がありません。
文字はありませんが、ONの場合は色がついてOFFの場合は色が消えています。特に意識する事も考える事もなく見てすぐON/OFFの状態がわかります。
いろいろな場面で見るこのタイプのボタンは現在スマホを中心に広く浸透していますね。
利用する人の視点が大事
ONとOFFという文字を付ければわかりやすいって考えがちなんですが、使いどころを間違えるとわかりやすくするどころか、誤解を与えたり、混乱させてしまうことになってしまいます。
必要な情報が正しく整理されていれば利用者にとって使いやすいものわかりやすいものになります。
こういう分野のデザインは「UXデザイン」と呼ばれています。
ちょっとした差なんですが、それが見え方やわかりやすさ使いやすさに大きく影響を与えることになります。
デザインの考え方については以前の記事でも触れていますので、ご興味のある方はこちらも併せてご覧いただければと思います。