朝食のプロテイン飲んでたらお腹急降下!袋を見れば賞味期限が半年前!ギニャー!
誰かのせいにしたいけど自分の顔しか思い浮かばない!
取り乱しました。こんにちわ。(紳士的)
さて、今回はデザインの話でございます。デザインの話と言いますと、大長編確定になりそうな
業の深い話題ですが、複数回にわたって書き散らかしていこうかと思います。
「デザイン」とはそもそも。
さて、“デザインは問題解決の手段である。”という言葉は聞いたことある方もいるかもしれません。
デザイナーズシップですね。ジャンルを問わず、デザインと名がつけばこの前提が働いてます。
そもそも、「デザイン」という言葉の意味ですが、語源的にも実際的にも「設計」という意味でして、「問題を解決するために思考、計画を形にする」くらいに思ってもらえれば良いかと思います。
現場でのデザインのいろいろ。
どこへ行っても「デザイン」と一括りにされる事が多いのですが、私の主な守備範囲のWEBデザインに関して主だったものを抜粋すると以下のような感じです。
論理デザイン
データの持つ意味、「文章」としての構造。コンテンツとしてのわかりやすさ、SEOとか文書の再利用性とかに関わってきます。これが適当だと後で後悔します。ここを見直す事はコンテンツの見直しにもなるのでお得。
視覚デザイン
レイアウト/色によるデザイン。視線誘導やら、色彩心理やら駆使してデザインします。個人的にはフォントとかも含む感じですが。これができてないと、原色で色とりどりな表入れちゃうとか、文字を詰め込みすぎて読みづらくなるとか、「イメージ」とか称して不必要な画像突っ込んだ挙句、コンテンツが却って理解しづらくなるとかが起きます。要注意。
グラフィックデザイン
例えばWEBサイトに使われる素材自体のデザイン。視覚デザイン、グラフィックデザイン合わせて「クリエイティブ」と呼ばれることもあります。およそ大抵の人は「クリエイティブ」を指して「デザイン」と呼んでいることが多いです。体感的に。
UIデザイン
UIはユーザーインターフェイスの略です。「人と機械を繋げる窓口」みたいに思ってくれれば良いです。せっかく作ったコンテンツですのでその情報にアクセスしやすくしなければいけません。
UXデザイン
UXはユーザエクスペリエンス、「ユーザ体験」と呼ばれたりもします。例えば、あるサービスを使用するまでにたどり着くまでの、精神状態を含めた体験を指したりします。
先ほどのUIデザインと合わせて「UI/UXデザイン」とよく括られています。
Webデザインに限って言うなら、現場で行うデザインはこんな感じでしょうか。(他にもありますが割愛)項目一つ一つで記事書けちゃったりする内容なので、今回は大雑把に流していきます。
問題を見つけ出す。
最初の方に”デザインは問題解決の手段である。”って書いたと思うんですが、つまりはこれができないとデザインそのものができないってことになります。この前提をクリアしないで作られたモノはデザインじゃなく「アート」だと思ってます。
あるWEBサイトを作るとして、何が問題かを探ると「見た目が古い」とか「もっとブランドの認知度を上げたい」とか出ては来るんですが、もう少し踏み込みたいところではあるんです。見た目が古いと何が問題なのか、ブランドの認知度が低いとして、現行の手段の何がが足りてないのか、むしろ「なんでWEBなのか」などなどと言ったことを掘り下げる必要があります。
私なんかはよくやりますが、「言うまでもない当たり前の事」をあえて一つ一つ言語化して確認します。そうすることにより解決すべき問題が見えてくるからです。こういったやり取りののちに、私もお客様も気づかなかった問題点が見つかるとなんか嬉しいですね。
ビジュアル重視の勘違い
そもそもの話なんですが、大抵の方は「こういう感じのサイトが良い」といった感じで、ビジュアル的な見た目を優先してサイトの制作の話をする事が多くて、コンテンツの内容が完全にノーアイディアであったりすることが多いです。最初の方でも書きましたが、HTMLって基本的に文書なんです。その文章、つまりコンテンツがあってそれを装飾してるにすぎません。
「この小説は目次のところの罫線が綺麗なんだよ。ぜひ読んでみない?」ってならないですよね。最初にコンテンツありきで、それに対して効果的な見た目や構造を考えるのが本来です。こういう感じのサイトが良い」といって持ってきたサイトの見た目にはそのサイトなりの「理由」があるんです。それを真似たところで有効なデザインかというと大変疑問です。
もちろん昨今、流行のUIやUXの考え方により普及した安定したレイアウト等はあるので、それに合わせるのは至極真っ当な結論ですので、そちらに関しては特に問題はありません。
「インパクト」の勘違い
また、グラフィックデザイン重視でやりがちな判断ミスですが、時々、「インパクトが欲しい」っていう要望が時々ありまして、結果どうするかというと、きれいな写真をフルスクリーンで出したり、アニメーションつけたりするんです。「インパクトが欲しい」っていう動機で行うならこれは大きな間違いです。なぜなら、今どきのサイトでは動画入れようがパーツがなんか動いてようが、デカい画像張ろうがインパクトなんてこれっぽっちもないからです。だって珍しくもないですもの。その流れでインパクト欲しいなら写真そのもののインパクトを上げなければいけなくて、それって結局コンテンツの話なんです。
デカい画像張るよりも、謎のスライド動かすよりも、「書いてあることがすごい」の方がはるかにインパクトは大きいし有用なんです。もちろん、「書いてあることがすごい」上で、グラフィックも凄ければいう事ありません。そうあるべきです。ただ、やはり基本的に、デザインはコンテンツを補佐する役目であり主役ではないという基本の部分は押さえておきたいところです。
さて、なんだか本当にさわりの部分しか書けませんでしたが、次回はまた違ったデザインのお話でもできればと思っています。それではまたー
どこに行こうとしているのかわかっていなければ、どの道を通ってもどこにも行けない。―ヘンリー・キッシンジャー