「カーボンニュートラル」というマーケット

「カーボンニュートラル」というマーケット

当社も設立して25年、何とか事業継続してきました。
この節目に、視点を変えた新たな事業に挑戦してみたいなぁ、と悶々としていたところ、
カーボンニュートラル”というワードを目にしました。
地球温暖化、脱炭素絡みのことだろうなあ、と想像しつつネットサーフィンして情報収集。
4、5年前、地球温暖化で、スウェーデンの少女(グレタ・トゥンベリさん)がクローズアップされてたなぁ、とか。
菅首相が脱炭素で何やら宣言してたよなぁ、と断片的な情報は持っていましたが、くっ付いておらず全くの他人事でした。


いろいろ調べてみると、こりゃ大変だ!
税金は増えるは、知らぬ存ぜぬが通用しないワールドワイドなルールが作られているじゃないですか!?
良識ある人からしたら、今更何言ってんの?馬鹿じゃないの!?ですが、
現時点(2024/04/19)では、殆どの人はこの良識が無いと思います。
この話をして響いてくれた人皆無だったんで。。。

上場企業は、サステナビリティ情報の開示が2023年1月から義務化されています。
サステナビリティ情報とは、昨今ホットなワード”SDGs”の取組に関するもので、
SDGsの中には環境の持続性というカテゴリテーマがあり、カーボンニュートラルの概念も包含されていると言えます。
つまり、上場企業は脱炭素化を義務化されているのです。

パリ協定、他国の具体的な目標値をうけて、2020年我が日本の菅首相は、負けじと2050年にカーボンニュートラル化する宣言をぶち上げました。
日本のGXのスタートです

我々中小企業はノホホンとしてきましたが、上場企業は前述通り、大企業はもうそれなりに進んでいるようなのです。実は。


https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/scope123.html
しかも大企業の目標値は、自社(Scope1,2)の削減だけでなく、サプライチェーンの上下流(Scope3)含めての合算値で評価されるので、
当然の成り行きとして取引先に削減を求める動きが出始めているようなのです。
このテーマが気になり始めてから大手取引先数社に聞いてみると、ベンダーとの取引条件に盛り込まれているとのこと
ただ幸いにも、取引先社内の認識も徹底化されておらず、単なるお題目にとどまっているようなので、我々ベンダーへのプレッシャーも特にありませんでしたが。。。

カーボンニュートラルの2050年まで26年、半減を目指す2030年まであと6年、いやぁー時間ないですよねぇ。
しかも、地球レベルの危機感から端を発しているこのテーマ、途中でやーめた!はあり得ない。
(宣言だけして何も進まない日本の情報化政策とは訳が違う(笑)

間違いなく魚が集まる漁場(マーケット)にはなる。
ただIT屋がどう事業化してマネタイズするのか?
正直どうなるか読めませんが、少なくとも今までにない視点で物事考える機会となり、
今までにない接点が経験できる、と思っています。
ワクワクしますね。

まずは第一歩として、自社のSBT認定を受け、中小企業の啓蒙活動を進めようと思います。
中小企業版SBT取得支援サービス:https://www.brainassist.com/sbt.html

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